骨を埋めるなら帝国劇場がいい話。

また私の大好きで大切な季節が幕を開けました。そう、JohnnysWorld。又の名を『冬帝劇』

 

私は冬の有楽町が大好きだ。

どの程度好きかと問われると、それを伝えるのはとても難しい。

帝劇に住みたいし、来世Jrになったら帝劇0番に立ちたいし、葬式では壮大な地球をバックにLGTEを流して頂きたい。三度の飯よりノイナが好きだし、骨を埋めるなら帝国劇場が良い。

 

元推しがデビューした際にはジャニワ、ジャニアイが見たいという理由だけで情報局の好きなJr欄を『髙橋優斗』にしていたし、冬帝劇が見たいという一心でJr担に縋り、毎年帝劇で1番良いと思うJrを推すというシステムを採用していた頃もあった。

そしてまた猪狩蒼弥も、例外では無い。そうやって猪狩くんを1年間推すと腹を括り、そこから1年、今年もまた1年と、この場所でファンで居続けることを約束してきた。

 

HiHi Jetsのライブには定評があり、舞台よりもライブ派!!!はよ、全ツやって!!!!!ペンラ振らせて!!!!派の方も多いけれど、私は帝国劇場に立つ猪狩くんが未来永劫、一生分の愛と情熱で向き合うべき人間だと本気で思っている。(全ツは心の底からほしい。2023年絶対やってくれ、出来れば就活終わってから)

 

なぜここまで帝国劇場に拘るのか?と驚かれることも多く、休演を挟み、帝劇亡霊が加速しバカデカ感情を抱えきれなくなってしまったので、私がこの作品に懸ける想いとは一体何者なのか?今年は内容も例年と変わった部分も多いので、JohnnysWorldとは一体なんぞや???を限りなく言語化出来たらな、と思い筆を取った次第である。

 

 

①どんな悲劇も最後にはハッピーエンド

これは私が初めて観劇した際に感じた所である。まあ、悲劇とハッピーエンドの繋がりはこの作品の中には無いので一概にそうとは言えないけれど、ここまで感情が動く舞台は中々無い。

当時と2023年では内容が大きく異なるが、当時は1幕で過去、絶望を振り返り、2幕は未来、希望を探すという構成だ。めちゃくちゃざっくりとだけど。1幕の中で、タイタニック号が沈没する中でショーを続けようとする者たちがSMGOの残酷さを教え、ヒンデンブルク号が人々の夢が悪夢に変わる瞬間を教えてくれる。

特に印象深く描かれ、今年度も大切に描かれていた戦争もここに該当する。当時高校生だった私は、我々や演者と同世代の若者が『戦争』へと向かっていく生々しい姿に胸を打たれた。

 

初めて見た日には1幕の『悲劇』に大きなショックを受け、連番した友人と会話もせず、ただ呆然と幕間を過ごしていた。それほどに衝撃的だった。

 

ただ、2幕では全く違う。幕が上がった瞬間、そこにはキラキラな世界が広がっている。さっきまでの衝撃や悲しみをかっ攫っていくエンターテインメントの数々。あれだけの悲しみを演じていたステージとは思えない程、笑顔に溢れたステージに私は目を奪われた。どんな時代でも、エンターテインメントが人々の心を救い、また私もその1人であるがゆえにこの舞台が好きなのかもしれない。

 

②理解が追いつかないまま進む物語

物語としての繋がりが薄いからこそ、衝撃的なシーンを立て続けに見せることが出来たし、理解が追いつかない中で物語が進んでいくハチャメチャ感も込みで、とても魅力を感じていた。楽曲フルよりサビを詰め込んだメドレーの方が記憶に残りやすいでしょ??『あー!この曲!好きだな!』と思っている間に次の曲で、『これも好き!こんな思い出が!!』と盛り上がってきた所で次の曲……みたいな。

 

この点については、ジャニーさんがお亡くなりになってから、物語が言語化され、分かりやすくなったので、失われてしまった所かもしれないけれど、それでも13月もネクストステージも想像するしかなくて、ピンと来るまでではなくて、不思議だなって毎回思う。

 

③音楽がマジで神!!!!!!

これは個人的好みでもあるが、所謂『帝劇曲』が私はとても好きである。

あまり詳しくは無いが、ブロードウェイっぽい曲が好きで、ディズニーも好きなのでそこらへんの影響かな?と勝手に分析している。帝劇が好きだからディズニーが好きなのか、ディズニーが好きだから帝劇が好きなのかは分からないが、夢の国が好きと公言している猪狩くんや藤井くんが口を揃えて『冬帝劇が無ければ入所していなかった』と言っているんだから、Dヲタに響くところは関連しているのだと思う。

 

話が逸れてしまったが、『チャールズ・ストラウス』という作曲家をご存知だろうか?

昨今では無くなってしまったが、本作品のセリフにも登場する、ジャニワ、ジャニアイを語る上で欠かせない人物である。

‘’偉大な作曲家、チャールズ・ストラウスは言いました。『君たちが輝く場所はアメリカではない。ここ、東京だ。』と。”(意訳)

『Let's Go To Tokyo』や『Put on the happy face』は彼の作曲した楽曲です。他の有名作品で言えば、『Annie』の楽曲は代表曲『Tomorrow』をはじめ、大体チャールズの曲だったかと思います。

正直、ジャニーズと彼の間にどんな関係性があるかまで知らない(まじで悔しいのでそこらへんの歴史だったりをご存知の方がいたら早急に教えて欲しい)のだけれど、彼が関わったことでジャニーズがブロードウェイミュージックを歌えていることを考えたら、頭が上がらない。チャールズさんの書いた楽曲はどれも大好きだし、それ以外の方が作曲している楽曲も冬帝劇で下ろされる曲はみんなキラキラしていて、大好きです!!!!!

 

 

なんかもう収集がつかないけどこんな感じ!!

少しでも良さが伝われば良いし、私は猪狩くんが帝劇を降りても、ジャニワが開演されるならおばあちゃんになるまで通ってやろうと思います。

その前に、猪狩くんがあのステージに立つ残り少ない時間をこの目に焼き付けなければ。猪狩くんの立つ帝国劇場が1番輝いているので。Jrでいるこの時間も大事にしたいね。

伝えたいんだ My ideal

 

 

サマパラブログを書こう書こうと思っている間に、演舞場に収容され、そしてこの日がやって来てしまいました。

時系列順に書きたかったからこのブログを当日に掲載することを諦めていたが、今とんでもないバカデカ感情(𝓑𝓲𝓰𝓛𝓸𝓿𝓮)に襲われてしまった為、講義中に筆を執った次第である。(教授、ごめん)

 

OPが長くなってしまいましたが、本日のテーマは勿論、「猪狩蒼弥が地球に誕生して20年だヨ!全員集合SP〜👏👏👏」

 

19歳の猪狩くんを振り返りつつ、今後の猪狩くんへの期待を込めて、このブログをお届けします。

 

19歳の猪狩くんの初ステージは今年と同様、新橋演舞場にて迎えました。初めてマイクを通した音声が「しねー!」だったこと、誕生日なのに父親を殺した囚人役なんて、なんて皮肉なことをさせているんだ、ごめんなぁ、という思いからこの1年が始まりました。

初めて自担の誕生日公演に入った話 - 客席に座り続けることの責任

自分だけが主役では無いと解りながらも、遠慮気味に0番に立ち、でも堂々と立ち振る舞っていた猪狩くんが大好きでした。

 

そして代々木競技場。いつも以上に色濃い1年だったけれど、きっとこのステージが1番思い入れあるんじゃないかな。

代々木競技場にて。 - 客席に座り続けることの責任

広い広いステージで、もっと大きな場所に連れてってほしい。猪狩くんなら、その未来もそう遠くないと確信した公演でした。

 

そして暦は2022年となり、Johnnys islandを迎えます。

私、1年のうちで1番ジャニアイが好きなのに、これも書いてなかったんですね…。長々書くのはまた次回にしますが、私が猪狩くんに求めるエンターテインメント性、新しさ、ジャニーズとの親和性。今年も全てを持ち合わせて帝国劇場に立ってくれていて、本当に助かった。ありがとう。

 

そしてそして、春にはなんと、初めての遠征を経験しました。Spring Patadise2022、神奈川、宮城公演。

あの広い空から僕はどう見えた? - 客席に座り続けることの責任

私がジャニーズに求めていること、猪狩蒼弥に求めること。全てを肯定してくれるかのような、そんなライブだったなぁ、と。猪狩くんこそ、ジャニーズらしいジャニーズであるという、マイノリティーとされてしまいがちな考えを肯定してくれたようで、とてもとても嬉しかった。

宮城で食べた牛タンもずんだシェイクも、この公演が無ければ知らない味でした。連れてきてくれて、ありがとう。

 

そしてサマパラ。今年で最後なんじゃないか、最後だと良いなぁ、なんて思いながら、狂ったように猪狩くんに見入った夏。

前述ある通り、帝劇が大好きなので「現場と言えば冬!夏なんて大嫌い!」な私だったのに、今年の夏が惜しくて堪らないこの気持ちをくれたのはこの公演があったからでした。最高のキラキラをありがとう。

 

 

そして2022.09.20。晴れて猪狩くんははたちになる。

 

ここまで沢山の思い出の詰まった19歳を手放してしまうこと。自分の想像以上に苦しくて、演舞場でわんわん泣いてた。ヲタクが過去を手放すのを惜しむのは、いつだって同じなんだなぁ、なんて思った。

9.17の伝記、奇しくも私の誕生日前夜という偶然極まりないこのタイミングで、誕生日を迎えることへの喜びを、10代との別れを悲しまないでという強烈な思いを届けてくれた。私は自分がただ生まれた日に祝福を貰うことに疑念を抱いたりもしていて、それを直に感じていた時でしたので、猪狩くんがそうじゃないこと、嬉しかった。おかげで私自身、穿った見方することなく、周囲からの愛を受け取れたのも、この伝記あってこそのことでした。(話は逸れるが、しがないヲタクの誕生日を祝ってくれたFFにはこの場で感謝の意を評したい。ありがとう。)

 

振り返れば、ネガティブで自己嫌悪に溢れた私をこんなに笑顔にしてくれたのは猪狩くんだった。

元々の私は自分に自信が無く、自分が何より嫌いで、周りにも迷惑をかけてしまうと塞ぎ込むほどに根暗だった。そんな中で唯一好きだったものも壊れ、自暴自棄だった時に見つけたのが猪狩くんだった。

今までは「自信があって羨ましい」としか思わなかったけれど、私にはこれしかないと縋った唯一の光で。今、その一筋の光は、大きくなり、あなたを照らし、また私も照らしてくれている。

猪狩くんに出会わなければ見れなかった景色や感情が沢山ある。同じ景色を見て共有できる人がいる。

 

あなたが私にくれたのは、希望とか青春とか、そんな一瞬で朽ちるものじゃないんだよ。

 

10代の猪狩くんとはサヨナラをしなくてはいけない。でもね、私はこれからの猪狩くんもずっとずっと大好きで、たかが数字でなにかが変わってしまうなんて思わない。ただステージに立ってくれたら、それだけでいい。

 

リミットの話もしていたけれど、それがあることで彼の中で加速できるなら否定しない。ただ、私はあなたがマイクを置いたら途方に暮れてしまうから、お願いだからどうか、ずっとそこにいてほしい。

「僕達ライバル沢山いますよ。でもそんなの気にしなくていい。僕達は皆さんを楽しませます誰よりも。」と19の春に言えるあなたなら、きっと未来永劫、私の理想として輝き続けてくれると私は信じています。

 

 

今私の脳内で流れる曲。それは猪狩蒼弥の私的概念ソング。そういや、1年前のブログでも同じ曲を引用したなぁ。

この1年であなたからの愛を沢山感じた。それは一様なものではなく、私たちへ向かったものでもあったし、メンバーへ、アイドルという職業へ向いたもの。猪狩蒼弥に関わる全てへの「愛」を全身全霊感じてきた。

 

こんなに他人から愛を感じたのは初めてなんだよ。ずっと一方通行で孤独に光を見つめていたような、そんな気がしていた。あなたが私を照らすように、私もあなたを照らしていたいというエゴを肯定してくれて、言葉にしてくれるのも、あなたしかいないのです。

 

私の好きな人が、愛を持ったアイドルであること。とても嬉しく、誇りに思う。この愛が、きっとあなたを照らしてくれるから、これからも周りを、自分を愛して欲しい。

 

ここまで長々書きながら、こんな普通なことしか言えないなんて、恥ずかしくもあるが、すなわち、猪狩蒼弥、サイコー!大好きー!ってことです。

 

 

どうしてもこれを伝えたくなって、2000文字近くを書いているのだ。“私の理想”である君に。

 

 

 

=LOVE - EP

=LOVE - EP

やっぱ君だ 夢に見てたこの瞬間

伝えたいんだ Myideal 君こそ

 

2022.09.20

猪狩蒼弥へ、愛をこめて。

あの広い空から僕はどう見えた?

まだ理解が追いつかず、ただ感情のまま書き出したはいいものの、全てに言及したくなり、何から書けば良いのか分からない。とにかく、今の思いを、この熱量を、書き記さなくてはならないという使命感に駆られ、このブログを書いている。

 

2都市6公演、春の訪れを知らせる彼らのツアーは横殴りの雨が降る横浜で幕を開けた。

今回のセトリ、構成。言及したいことは沢山あるけれど、ひとつひとつにコメントしていたらこのブログは悠にmyojo2冊分のテキストを超えてしまう。セトリやら歌割りやら、誰が書こうが普遍的な事実はレポ垢の皆様に任せてしまい、今日は私の、私だけの感情を書きたい。

 

初日、挨拶までのセトリの流れ、彼らの勢いを見て、「ジャニーズへの拘り」を感じた。猪狩くんはこの日の挨拶で「今回はジャニイズムをテーマに、ジャニーズに所属しながらこの世界の1番を取りたい」と語り、私史上最速で解釈の答え合わせを本人直々から受けた。

 

思い出すだけで涙が出てしまうほど、この宣言がとてつもなく嬉しかったのだ。

本人が口にした過去があるからか「5人でいてくれれば、ジャニーズじゃなくとも構わない」という意見もちらほらと出ていた。解体するくらいなら、デビュー出来ないなら、退所しても構わない。そう覚悟するヲタクも少なくはなかった。

 

だけど、私はそんな覚悟、持ちたくなかった。

 

猪狩蒼弥はジャニーズらしくないね、なんて言われることが多いけれど、私は猪狩蒼弥(ジャニーズ事務所所属)の肩書きが無くなったら、猪狩蒼弥にも価値を見出すことは出来ない。

才能の有無を言っているのではない。ただ、猪狩蒼弥という人間が、アイドル事務所日本一と名高いこの事務所に所属すること。

これこそが猪狩蒼弥というアイドルの醍醐味である。そう思っている。

 

だから猪狩くんには、素人もネットを武器に有名人になれるこの時代に、ジャニーズ事務所で、アイドルしか立てない舞台で、世界一の富と名声を得て欲しいのだ。

 

 

 

私は何度だって言う。猪狩蒼弥こそ、ジャニーズらしいジャニーズである。

この文章に違和感を感じたものはきっと、猪狩蒼弥の解釈がズレているのではなく、ジャニーズらしさの解釈が私と異なるのだと思う。

私の考えるジャニーズらしさとは、新しさだ。いつの時代も見たことの無いステージを提供してくれる。それがジャニーズ。

この結論に至った経緯は過去にこのブログに書き記しておくからこちらをぜひ読んで欲しい。

全て君に出会うためだった - 客席に座り続けることの責任

 

猪狩蒼弥を見て、この結論に至ったわけではなく、この結論に辿り着き、当時の事務所には私の求める「らしさ」がなく絶望していた矢先に、彼に出会ったのである。

まさしく、「ジャニイズム=猪狩蒼弥」が私の猪狩担の歴史の書き出しなのである。

 

だから、だから今、涙が止まらないのです。

 

猪狩蒼弥本人の「ジャニイズム」の解釈が同じだと知ってしまったから❗️❗️❗️❗️❗️

 

オーラスの挨拶。私は空いた口が塞がらず、ただただ涙を流していた。その時は、解釈が同じであったことに嬉しさを感じていたものだと思っていたのだけれど、この3日間で考えを巡らせる中で、単純に共通した解釈だから嬉しいというわけではなかったと理解が追いつく。

 

あの時の孤独さを抱きしめ、今客席に座る私を許してくれた。そんな気になった。

 

 

ずっとあなたを探していた。
この人が好きだから、という応援は一切せず、自分の持つ理想と擦り合わせ、10年間あなたを探していたのだと思う。

私のアイドル像は難しく、パフォーマンスもただ上手ければ良い訳でなく、全てのジャンルが100点であればいい訳でも無い。

周囲にこの話をする度に、もう見つけられないよ、諦めた方がいいよ、なんて言葉をかけられた。理想にもう出会えない、絶望感に溢れていた。

 

それでも、それでも今、私の目の前にいるのは紛れもなく、私の「理想」なのだ。

あの時、暗闇の中でやっと見つけた、たった一筋の光が、今も目の前でステージに立っている。

 

このツアーの最初に彼は、「闇の見えすぎてしまう光としてステージに立ちたい」と言った。

光。『たった一筋の光だ』なんてあなたのことを表現したけど、まさしくアイドルって光なんだな、って。

 

光は暗闇じゃないと見えないから、いち早くその光に気づけるように、私は生活のあらゆる光を捨て、客席に座り続けてきた。

 

あなたは何度も「ただ楽しんで」「生活を豊かにする手助け」と言うけれど、私は真逆で、パフォーマンスを120%の熱意で受け取るために多くを犠牲にしてきた人のひとりだと思う。

きっと猪狩くんが私のこの愚行を許す日なんて来ないけれど、それで良いんだと思う。貴方が綺麗事を地で叶えようとして、表面の綺麗なところだけを取って欲しいと望む中で、私は拒絶されようが奥深くまで手を伸ばす。

 

だってズルいよ。命を懸けて作り上げたのに、こっちはノーダメージなんて。私にもなにかを犠牲にさせて欲しい。私の唯一生贄に出来るものは幸せだけだから、ずっと暗闇に居続けることしか出来ないから、それくらいさせて欲しい。

 

今日までステージに立ち続けてくれて、伝え続けてくれてありがとう。

 

私の緑のペンライトは、あなたの目にどう映っていましたか?

光でありたい、と言った後、「皆さんは僕らの光です」と、物理的に光ってますけどね、なんて冗談交じりに言っていたけれど。

この思いが光として、あなたの闇に届いていて欲しいなぁ。

 

これからも私の理想で居続けて欲しい、そう願っています。

 

猪狩くんは、猪狩くんのまま。理想のまま。

 

今 何をしてるの?

どこかで歌っていて スパークル

≠ME(ノットイコールミー)/ 3rd Single c/w『君はスパークル』【MV full】 - YouTube

まだ誰のものでもない私の最後の夜に

[まえがき]

これは2022年1月に書いたブログである。

 

彼氏ができる前夜、Hey! Say! JUMPの「ナイモノネダリ」を聞きながら、ブログを書いた。

後述にもあるが、このブログは私が彼氏を作ることへの恐怖心に打ち勝つため、或いは自分への理解を深める為に書いたものだ。元々公開する予定はなかった。

 

 

しかしながら、一途にヲタクとして生きてきた私にとって、彼氏がいながらヲタクをする、というイレギュラーな期間。この「今」だからこそできる解釈も沢山あるんじゃないか、と最近思うようになった。

なので、その導入として、また、自分の解釈が変わるきっかけがココだ❗️ということを明確にするため、このブログを残そうと思う。

 

 

 

彼氏よ、もしこのブログを見つけたらそっとブラウザバックしてこのアカウントをブロックしなさい。

さもなくば、興味もクソもないであろうHiHi Jetsスプパラ宮城公演に容赦なく連行してやる。勿論、旅費はお前持ちだ。

 

 

 

 

 

 

 

ここからが本文。

 

 

 

 

 

 

 

期待してたんだと思う。

 

アイドルヲタクになってから10年。人生の半分の時間をヲタクとして生き、半ジャニならぬ「半ヲタ」人生の私。

現実を見ろ、という言葉を何度も掛けられながらもここまでフルシカトで客席に座り続けてきた。

 

そんな私に、明日、初めての彼氏ができる。

 

なぜこの垢で長文を書くのか聞かれたならば、考えを全て文字に起こさなければ気の済まない性格であること、それとTwitterという現実と空想の狭間であるこの空間だからこそ、共有したいと思ったことが理由である。

 

私に興味のない人にとっては時間の無駄と思わせるような自分語りであるが、人生は全てエンターテインメントであると思っているので、「もゆちゃん」というひとつのコンテンツだと思って、このブログを読んで欲しい。

 

 

 

明日、告白される、多分。

もしされなかったらこれ程までに恥ずかしい話は無いが、その為に会うと断言しても良いくらい状況証拠は揃っている。今後の時間を1人で過ごすか否か、私は今、選択しなければならない。

 

「好きだと思う。ただ、蛙化現象持ちでいつか嫌いになる。人に近づき過ぎて良い思いをした試しがないから、告白はしないでほしい」

そんな意味の分からない電話をした。舞い上がっていたと思う。

 

 

極度の蛙化現象持ちで、男性からの好意を全て「気持ち悪い」で遮って生きてきた。だからこそ、好意を全て受け止められる猪狩くんの懐の深さに惚れたんだと思う。

 

 

そんな彼と付き合いたいと思ったのは、私が付き合えない理由として挙げた全てに答えを用意してきて、その上で強要する訳でもなく、こちらに選択権を委ねてくれたからだ。

 

 

簡単に言ってしまえば、とても自担に似ている人だ。

人に興味無さそうに振る舞い、いかつく武装しているが、心を許した人への優しさは異常な程である。先日、猪狩くんが「彼女特典はキモイほどに優しいところ」と言っていたが、彼もそういう人である。「好きって言われたら好きになっちゃう」って言ってたことあったからこいつ猪狩かよ、って心の中で突っ込んだこともある。

 

ここで猪狩くん解釈を一致させたいので、私の猪狩くん解釈が人目でわかる1曲をそっと置かせていただく。

 

「お姫様にしてよ!/=LOVE

https://youtu.be/oCb89c0MDVk

 

この「お姫様にしてよ!」という女心を100パーで地で叶えようとする、というのが、恋愛の観点から見た私の猪狩蒼弥の解釈である。

 

(追記)

余談になるが、イコラブを布教した際に「この曲が1番好き!」と言い、酔った勢いで「本当にお姫様にしてあげたいんだ〜」と言われた時には解釈一致キター❗️ヲタクやってて良かった〜😭💖💖💖となった。言葉より解釈が合っていたことの方が嬉しかった(そっち)

 

 

 

彼は、蛙化現象であなたのことを明日嫌いになってしまってもおかしくない、それなのに困惑させてしまって申し訳ないと何度も謝る私に、何も悪くないのにごめんはおかしい、と叱り、今好いてくれているだけで嬉しいと続けてくれる人である。文字に起こしてみれば見るほど、「あれ???これ、猪狩くんのレポかな???」と思ったりする。ヲタクの性である。

 

ちなみに、私はずっと彼に気に入られた後輩という枠だったのだが、その関係性はまじでりゅーがりの「ソレ」だ。(りゅーがりが好きなことには一切関係がない)

 

 

ここまで20年彼氏を作らず、ヲタクを一心にしてきた私は、彼氏という存在に期待をしていたんだと思う。

ジャニヲタが彼氏をすきぴや好きな人ではなく、「付き合ってる人」と好きをはぐらかした書き方をすることに憧れを抱いていた。

 

 

その憧れを目の前にした今、私は「怖い」という気持ちで支配されている。

 

人に近づくことでいつか壊れるということも怖いけれど、ヲタクに支障を来さないか、への恐怖も同じだけある。

 

現場中に彼の存在があることでいつも通りの考察が出来なくなってしまうんじゃないか。集中力を欠く原因になりかねない、という恐怖だ。

 

彼は私の勧めで女アイドルガチ恋なので、そこら辺の理解は人一倍あるし、そこに苦言を呈されたことも、干渉されたこともない。

現場最優先で動くこともアイドル以外の話題を作れないことも許容してくれており、ここまで譲歩してくれる人は他にいないのだが、自担の歌う恋愛ソングに自担以外を当てはめたくないし、集中力という観点は彼にどうこう出来る話ではないわけで、モチベが下がる原因は全て除外したいというのが、今の気持ちである。

 

 

ヲタクに全ての時間を捧げられなくなってしまうことが明確な中、私は自分の人生を前に進めるために「彼氏を作る」という選択をする。

今後それがどう影響するか分からない。

猪狩くんを好きでいたい気持ちと、ステージに集中出来ていない悔しさでいっぱいであるが、私が猪狩担をやめそうになった時、フォロワー総出で猪狩の沼に戻してやって欲しい。

 

 

そして、私も大声で「付き合ってる人が〜」とツイートしてやろうと思う。いいだろう、彼氏。そうであろう、高橋。(まさかの韻踏み)

 

 

 

 

昨日のうきさくらじらーでも地雷を踏まれたが、今夜あの曲を聞いて思い出すのは、過去に好きだった人ではなかった。驚いた。ずっと私の心につっかえていたのはお前だと信じて疑わなかったのだが、違った。

 

 

 

まだ誰のものでもない私の最後の夜に、思い出しているのは、かつて愛した男でも、男性アイドルでもなく、欅坂のことだった。

 

幸せになってしまえば、苦しい時に好きだった曲も、彼女たちとの最後の夜に死んでしまってもいいと思えた感情も、全部全部嘘になってしまいそうで、それが嫌で、拒んでやりたくなった。

猪狩くんと出会った時もそうだし、今日まで猪狩くんの中に苦しさを見出したいという気持ちも、全部同じところに根底があって、あぁ、変わらないんだなぁ、一生って。天国じゃ物足りない。地獄の底で一生苦しんで生きていたい。砂漠で見つけた一滴の水に感動できる人生を望んだ。自分が普通じゃないことを改めて、痛いほどに感じている。

 

 

 

 

櫻坂として改名した時に書いたブログにこんなことが綴られていた。

 

 

 

欅坂を好きでいられるなら、不幸でいたい。


感情を取り戻そうとして起こした行動は、どれも幸せになれる方法だったと思う。近くの人を大切にする、自分自身も大切にする。


でも私は、幸せになることが欅坂から遠のくことであると分かってしまったのだ。

不幸さと比例して欅坂を愛していた自分はいつからか、幸福から逃げるようになった。

幸せの匂いを嗅ぐと、自分から遠ざかるようになったのは、それに気づいてしまったからだ。

 

 

「推しがいない世界は余生だった。」より

https://note.com/akrzk46/n/n21db6ff9ffb4

 

 

自分を構築するものに他人が含まれることの恐怖もありつつ、不幸でありたいと願いつつ、私は明日を恐れているのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

この私に宿る危うさと、一生付き合わなければならないのなら、1度くらい幸せと向き合い、向き合った上で幸せを嫌ってやろうと、そんな反骨精神もありつつ、明日と戦ってやろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

明日の朝は とても早いの

ドレス纏って神に誓うの

とても優しい素敵な人よ

私ね 随分大人になったよ

 

 

この歌詞に共感する日が来るなんて、なんて私はクズだろうと思いながら、この曲でこのブログと今日という日を終わらせようと思う。

 

 

「ナイモノネダリ/Hey!Say!JUMP」

私とタカハシ

大嫌いだった、ずっと。

 

初めて彼を見た日のこと、今でも鮮明に覚えている。多分、他のどのメンバーよりも鮮明に。

「二宮くんが好き」「おしゃべりを頑張りたい」

そんな風に笑う顔を見て、どタイプの顔きたこれ、と感動した。この子はきっと出世するぞ、と。そんな期待がありながら、私には他に好きなJrがいるの、と何処か他人事だった。

 

少クラで毎週のようにHiHi Jetを歌っていた2015年冬。井上瑞稀くんのターンが綺麗すぎて、「瑞稀のターンと結婚したい❗️」と叫びながら、ジャニワという夢の舞台の存在を知り、今の私を構成したHiHi Jet社歌時代。

中学生だった頃の私はとても純粋で、「この曲を円盤化したい」という理由だけでこのグループのファンになることを決めた。年齢もあり、Jr担を名乗るものの、ただの茶の間。特にグループ内の絡みが好き、という訳でもなかったけれど、橋本、井上、羽場、猪狩にとてもとても執着していた。

 

そんな中、増員してHiHi Jetsとなり、7人になった。Jrの時の流れはやっぱり早いもので、どんな形でさえ受け入れなければならないのだ、と7人であることの価値を必死で探した。人数が増えたことで「ハイハイトレイン」なる新たなパフォーマンスが堪能できるようになり、7人も悪くない、7人について行こうと心を決めた。

 

覚悟を決めた数日後、また4人になった。

そこに結成からいた羽場くんの名前は無く、代わりに彼の名前が並んでいた。

 

 

壊された。

この時だけ、そんなことを思った。別に大した思い出も無いのに、出会った時の形が無くなってしまうことが嫌で、それだけで彼を拒否した。

他にも理由はあった。パフォーマンス至上主義だと思っていた私には、あの8人の中でどうして彼が抜擢されたのか分からなかった。

加入後か前か定かではないけれど、らじらーにも彼は抜擢されていた。スペオキ。これが噂に聞く、社長のスペオキという制度だと、この時に全てを理解した。

 

単なる執着から生まれた違和感が私の中で確実なものとなり、正当化されていった。なんとなく、グループでの仕事が以前より増え、グループカラーを模索する段階となったとき、不協和音が生まれたような気がしていた。今思うと、それが後日、本人からそやゆとのぶつかり合いだと弁解があって本当に良かったと思う。

 

5人になってから確実にHiHiJetsは変わった。

ファンとして戻ってこないか。そう言ってくれるヲタク友達も多くて、段々と彼らをもう一度見ようとする日々が続いた。

そうして、現在の自担と再会を果たした。

 

HiHi沼に戻ってもなお、犬猿の仲には変わりなかった。今日も今日とてタカハシとの喧嘩の日々である。どうも彼のアイドルへの熱意と私の熱意はいつまでも噛み合わないらしい。

なるべく口論にならないように彼には触れないことを心掛け、自担だけを見ることで自分を保っていた。

 

 

それを受け入れようと思えたのは、やはりあの日の出来事が大きい。

 

 

 

 

 

 

 

「僕らHiHi Jets、どのグループより先に、最速でデビューを掴みにいきます」

 

2020年夏、この言葉に救われた気がした。

自担のことはデビューしようが出来なかろうが、ステージに立つ限り好きでいられる自信がある。だから自担のデビューに特にこだわりは無かった。

 

でも、今でも「HiHi Jetsを円盤にしたい」という当初の希望は捨てきれず、また、元担である井上瑞稀のデビューにはこだわっていたいヲタクだったから、あまりにもその点を言及しない彼らに怒りすら覚えていた頃だった。

その怒りを払拭するのが、まさか彼だったとは。

 

 

私とタカハシの唯一の共通認識だった。

 

 

そこから見方が変わり、どうしてこの人を忌み嫌っていたのか、という視点に変わっていった。心を許せた今でも、あぁこの人苦手だなぁ、と思う場面にはしばしば出会う訳だが、最初に私が認識していた理由とは正反対だったのかもしれない。

 

私の「現状」がタカハシなのだと、そう思うようになった。

 

 

 

そう気づいたのはつい最近の代々木競技場MCにてだったわけだけど、ヲタクの共通認識として、そやゆとは真反対にベクトルが向いているのに終着は同じなわけですよ。

その日だってそれは変わらなかったんだけど、タカハシのMCに妙に共感してしまって。

 

猪狩くんが「誰も置いていかない」と言う中で「ついてこい」と言うタカハシ。

揚げ足かもしれないけれど、ついてこい、という言葉にどこか強制的な部分を感じている。私のマインドは常に“コレ”で「HiHi Jetsのスピードに置いていかれないように」「着いていくということは同じスピードで走らなければならない、無理をしてでも」という焦燥感の中で彼らを見ていた。

 

置いてけぼり - 客席に座り続けることの責任

それを救ってくれたのが猪狩蒼弥の言葉だった訳だけれど、私の今のスタンスを後押ししていたのがタカハシであった。自分が自分に苦しめられてヲタクをしているという自覚があるからこそ、彼の一言に怒りを覚えてしまう。ベクトルが同じだからこそ、衝突してしまうのかな、という結論が生まれたのである。

 

 

 

今後も彼とは犬猿の仲であり続けるのだと思う。ただ、出会った頃と変わったことは「あなたが真ん中にいてくれてありがとう」ということ。

これから何度も衝突するのだろうけれど、その都度私は私と向き合えるのだと思う。

あなたがHiHi Jetsで本当に良かった。

 

これからも、末永く。

自担よ、推し燃ゆを読むな。

題の通りです。

 

12/15発売のananにてHiHi Jets某メンバーが同書を読んだであろうテキストを受けまして、このようなブログを書く運びとなりました。

と言っても、読書家な自担が芥川賞を受賞し、「アイドル」という職業に触れているこの本を読んでいないことの方が考えにくいので、時すでに遅し、という感じは否めないのですが、もし万が一「推しが炎上した。ファンを殴ったらしい。」という文章を知らないのであれば、本屋さんで私のアイコンと同じイラストを見たら一目散に逃げて欲しい。間違っても購入なんかしないで欲しい。

 

 

私自身、この本への思い入れというのは並大抵ではないという自負があります。

 

「推しの見る世界を見たかった」

 

プロフィールに書いてあるこの一文を褒めていただくことが多いのですが、これもこの本の一節です。私のスタンスを表すのに1番ぴったりな言葉でした。

 

 

そう、私と主人公は「似ている」のです。

 

 

読んだ友人から「推し燃ゆ読んだんだけど、もゆちゃんの話かと思った!」ってLINEが来たし、私の部屋から勝手に読んだ母親には「もゆちゃんを見てるみたいで苦しかった」と言われました。

さすがに親に言われた時は、解釈一致どころの騒ぎじゃなくて1周回って笑いましたけど、世間からの主人公への評価が酷評だったので悲しい気持ちにもなりました。

概念的な部分だけでなく、環境だったり推しのいる世界、どこをとっても似ていて、これは私の自伝なのか?と思うほどでした。

 

 

ここからの「推し」は猪狩くんではなく、完全に「前世」の推しの話です。

 

 

彼女のことは、グループ発足当時から応援していました。ステージ上で孤独そうな彼女を分かってあげたい、という思いで、彼女の言葉、パフォーマンス、その全てを咀嚼しては彼女の考えを構築し、寄り添ってきたつもりでした。

彼女はグループ内でも常に出る杭で居続けており、世間からもファンからも攻撃され、何度も何度もネット上で火だるまになる姿を見ていました。その度に彼女も私も衰弱し、寄り添いたいという思いは加速、彼女と私は「同化」するようになっていきました。

段々と彼女の放つ「私なんか」という言葉を否定しなくなり、褒めてしまえば、認めてしまえばそれが最後になりそうな気がして、大好きな彼女のパフォーマンスを褒めることを辞めました。

歳を追うごとに同化は進み、彼女も私も限界を迎えていた年の大晦日。あのワンステージを「あぁ、最高傑作だ。」と思わず褒めてしまったあの日。そのパフォーマンスが彼女のアイドルとして最後のステージとなりました。

抜け殻となった私は藁をも掴む思いで同グループ内箱推しとなりますが、そのグループも解散。解散の理由は多くは語られず、ただ状況からして「彼女」のせいだと感じるファンも少なくありませんでした。

 

「推しのいない世界は余生だった」

主人公の言葉はこんなにも綺麗にこの感情を表現しましたが、私は解散ライブの日に「彼女たちと心中するんだ」と言い、その言葉通りに心が死にました。何を見ても感動しない日々が半年以上続きました。

CDラックをなぎ倒し、散らばったCDの山を見て、1つ1つに謝りながら拾い上げた記憶もあります。主人公が綿棒を拾い集めた時「遺骨を拾うかのように」というイメージが浮かんだ理由が痛い程に分かりました。

 

 

この「余生」から救ってくれた唯一の存在が「猪狩蒼弥」という存在でした。

今でなお、“前世”の記憶が蘇り、「彼女のいない世界で生きる価値などない」と涙を流す夜が往々にしてあるのですが、彼を見ている間“だけ”忘れることが出来るのです。

 

ただ、彼や周りの環境を見ていて、何処と無く前世に似ていると感じることも少なくありません。

皮肉なことに前世でも私は緑色のペンライトを降っていましたし、彼女たちは決してハッピーエンドとは呼べない結末を迎えた訳ですが、まさにその姿は「伝説」そのものでした。

この時、伝説を見る、ということがどういうことなのかを身をもって体験した気がします。伝説になるということは即ち、目の前から消え去り、星となることです。

 

どうか、どうかHiHi Jetsの結末は、前世とは違った形であって欲しいと願い、伝説になる日を恐れ、今日まで共に歩いてきた気がします。

 

 

いつか伝説を見ることになっても、また同化して苦しむことがないように、楽しむことと「解釈をしたい」という気持ちが共存できるように。

そんな自戒の意味を込めて、メンバーカラーでもなんでもない、あのピンクのイラストをアイコンにして、もゆちゃんとして生きています。

 

 

これ程までに強い思いがあるこの本、発売当初「推されている側はどういう感想を持つのだろう」というツイートを目にし、1度そちら側の意見も知りたいと思ったこともありました。

 

もし彼がこの本を読んだなら、「推しという概念は僕にもあるので、熱くなってしまう気持ちは分かります」などと薄っぺらい共感をされてしまうのだろうか。

「ここまで自分を犠牲にしなくてもいいんだよ」などと優しい言葉で私をやんわりと否定するのだろうか。

 

想像すればする程、怒りが湧いてきて、発売から1年が経った今、推されている側には絶対に知って欲しくない感情なんだなって理解が追いついてきました。

これ程までに自分を犠牲にして応援している人がいるということも、引退した推しの生活を確認して、「推しは人となった」とアイドルがヒトである事に落胆する生き物がいるということもを知って欲しくありません。

 

 

ヲタクって何処か息苦しさを抱えてペンライトを振っているんだと思います。でもそれが綺麗なのって、アイドル側はなにひとつその苦しさを知らないからなんだと思います。

 

もし既に綿棒を拾う主人公を知っていたとしても、その感想は自分の胸の中に閉まっておいてください。ソレを知ってしまったならば、私はあなたの輝きを純粋に受け入れられなくなりそうなきがしています。

 

 

 

はあ、でもよくよく考えたら、こちらはこれだけ勝手に分析をして、「推しの見る世界がみたい」だのほざいてる癖に、推されている側にこちら側の世界は1ミリたりとも見せたくないなんて、エゴの塊だなぁ〜、と思います。

まぁ結局、俺は俺だし私は私なので、こちら側の景色は見るなよ猪狩!というブログでした〜

代々木競技場にて。

暦は12月。もう2021年が終わろうとしております。

私の心は既に13月を探しに行ってしまっており、公演終了から2週間が経ってもなお、このブログを書き出せておりませんでした。

 

ただ、当方の専門は「パフォーマンス分析」

パフォ担を名乗る以上、書かないという選択肢はございません。今回、公演前後がバタついており、メモ無し、レポ無し、ただただ記憶を頼りに4公演分の記憶をごちゃまぜにしてお届けさせていただきます。不確かな点が多々あるかと思いますが、お許し頂けたら幸いです。

 

 

 

1.HiHi Jets/HiHi Jets

正直記憶がない。というか、ラストの同曲の記憶の方が濃いせいでどっちがどっちか分かっていないので、もしかしたら28曲目の方でごちゃまぜにしているかもしれない。

 

 

2.Attack it!/嵐

未だに勢力拡大中

止まっているだけなどただ退屈

前進あるのみ!何より愛する 笑顔に紛れた大怪獣

ここで上手下手に別れたさくみずが向かい合って歌う演出、2人の掛け合いを魅せる最前の演出だったと思います。

 

 

4.Clap-A-Holics/玉森裕太(Kis-My-Ft2)

響き鳴らせ BANG!BANG!

Together 鳴らせば BANG!BANG!BANG!(ha ha)

ここで猪狩蒼弥、あの伝説の「ディズニーの笑い声」を入れてきやがりました。

 

・・・まぁcan't explainだからこんな感じ(ha ha ha)

(Lucky man/嵐)

これは贔屓目かもしれんし、先入観がそう見せてるかもなんですけど、猪狩くんのこの笑い方の圧倒的ディズニー感がすんごく好きでした。美女と野獣のガストンとか、アラジンのジャファーとかその辺りのイメージ。

TDCで過ごすはじめての夏 - 客席に座り続けることの責任 より

夏の28公演を経て、彼の“ha ha”はレベルアップしていて、嘲笑う感じと言いますか挑発と言いますか、、、とにかく痺れました、、、

ただ21日公演では辞めてしまって居たので円盤化公演には含まれない内容、、、はあ、ぜひ何処かで映像に残していただきたい、、、

 

 

6.fence/猪狩蒼弥(HiHi Jets)

4公演全て魅せ方が違ってた。

共通してるところで言えば、これまで歌ってきたfence以上に「歌」より「語りかけ」という認識が強かったと思う。より一人一人に問いかけている感じ。

 

私が痺れたのは初日昼公演。インスト(って言うのかな?)でセンターステージに寝そべる猪狩蒼弥。あの一瞬が本当に忘れられなくて。

色んな解釈が出来ると思うんだけど、私には「この世界は俺のものだ」と言っているように見えた。全てを手に入れて全てを愛して。富と美学。猪狩くんのテーマを感じた。

 

Loserは運命に人生託し 言い訳しては捨てる選択肢

ただ、この歌い出しの時にはスっと立ち上がって、また観客を、世界中を煽るかの如く強気に語りかけてくる。寝そべったまま歌うことも出来たろうし、そうやって歌われたらこの解釈も180度変わってきたんだけど、頂点まで上り詰めてもなお戦い続けてwinnerで居続けるような人なんだなって思った。

 

 

9.虹/二宮和也(嵐)

井上さんのソロ。

「虹がキレイだよ いやお前の方が」

テレ始めるきみに「ありがとう ありがとう

いやー、最後ためましたね〜⁉️

こちらも公演ごとに全く歌い方が違った。歌として聞かせにくる日もあれば、セリフとして届けてくれた日もあった。私はセリフとして歌うということにとても新鮮さを感じて、感心してた。

 

 

10.終電を超えて/ABC-Z

髙橋ソロ、なんすけど、ラスサビで5人全員が出てきて。

今回のセトリはバチバチに魅せる曲とか一緒に楽しもう!みたいな曲が多くて、唯一猪狩くんのかわちいタイム。

とにかくかわちかった。

※尚、りゅうがりーらじらーを聞いたことにより著しく語彙力が低下しております。ご了承ください。

 

 

11.Lucky man/嵐

猪狩くん以外に目を向ける余裕が出来ました。

はしゆとの「KP🥂❗️」が本家にないことをオーラス後に教えてもらい、もっと価値をしっかり感じておけば良かったと思った。今後もずっと続けて欲しい。

 

No.1 hero of new salvation! I am so Lucky man

ここで花道をズカズカと進んでいくHiHiJets、まじでカッコよかったっす…。5人で天下獲ってやろうな…。

 

13.T.W.L/関ジャニ∞

いやはや、興奮しすぎて初演で鼻血出した原因なんよ。どの曲も捨てがたい公演だったけれどもし1曲メインディッシュを決めるなら、私はこの曲だったと思った。(シンプルに楽しかっただけだけど)

 

それでもやっぱ手にしたいものはI?愛?相合…

1番好きなパートだから誰だろ〜って思ってたら自担で死んだ(単なる感想)

これ書く為に歌詞をググッたら最初は「I」なんですね、悠仁…。猪狩担色眼鏡で言ってしまえば、猪狩くんはIも愛もしっかり手にしちゃうタイプの人間だと思うので、表記を知った上で更にしんどくなりました。

 

1.2.3 好きにやっちゃって

これを歌う猪狩くんの背中がとても鮮明に目に焼き付いております。照明の加減で逆光で、マイクを握りしめ、力を込めて歌う猪狩くんの横顔、とてもとても美しかった。

ちな、こちらも空耳でずっと「好きになっちゃって」だと思っていたので、突然リアコ勢殺しにかかる歌詞書くやん悠仁???と思っていましたが、謎が解けてスッキリしました。やはり、天下のゆず様様です。

 

そして最後の「T〜W〜L〜🎶」で指でLサイン作る猪狩ちゃん、めためたかわちかった。

 

 

14.Make you wonder/HiHi Jets

めきゅわん、ダンスではなくバンクver.でしたね。

I need you love  Yes I need you love baby

 I need you love 自信に変えて

こちらのパート、バンクセットがあることにより、いつもとは異なるフォーメーション、体勢で踊っていたわけですが、猪狩くんはしゃがんだまま腕でのみ踊っておりました。

私の記憶が正しければ、毎公演しゃがみ方が違かったんじゃないか、と。そういう細かいニュアンスもどうしてもきになってしまいました。考察するほどのことではないですが、自分用メモとして。

 

 

17.baby gone/HiHi Jets

振り、変えやがった。めちゃくちゃ良い。

あのステップ、猪狩さんの中で流行ってるのかな。きっと流行ってるんだろうな、って思った。

 

 

18.Fight back/HiHi Jets

この曲で、私は少年たちでの深読みが外れていたことに気づきます。

これは憶測ですが、劇中の片手ポケットはこよセリフへの伏線で、手の震えを抑える(隠す)為にポケットに手を突っ込んでいるというキャラクター設定を用意していたのでは無いでしょうか?

初めて自担の誕生日公演に入った話 - 客席に座り続けることの責任 より

前回、役として猪狩くんは右手をポッケに突っ込んでいた、という解釈ブログを書いたのですが、こちらの曲で永遠とポッケに手入れてました。

ポケットに手を入れる、という行為は役作りの一環ではなく、猪狩蒼弥の癖だったのです。なんということでしょう。まだまだ咀嚼が足りませんね。

 

そしてメリーゴーランド(?)が回る時、毎回猪狩くんはやはり重心低め、治安悪めで乗っかっていて、シルエットだけで猪狩蒼弥だと分かってしまう。

彼が5人で別々のポーズをとる時、絶対と言っていいほどにしゃがむことが多いのです。周りと違うことをしてやろう、注目を集めてやろう、という考えからなのかなって感じ取れて、そのポーズに意味を感じられて、いいなぁって思います。

 

 

21.Music for the people/V6

ここで燃え尽きるんじゃないか、と毎回ハラハラしてましたよ、ええ。

他にもダンス曲沢山あるし、バチバチに魅せる曲多いはずなのに、この曲だけ「一瞬」をとても感じた。刹那的だった。ただ本当に記憶が無くて、「凄かった」以外の表現が出来なくて、人は気迫を感じすぎるとその瞬間の記憶が飛ぶんだなぁ、と身をもって感じております。円盤化が決まっておりますゆえ、そちらを見てからじっくり考察させて頂きたいです。

 

 

【Jrコーナー】WANNA BEEEE/Kis-My-Ft2

猪狩くん振り付け曲。

あんまり難しいステップとかは出来ないというところで、今のHiHiと同じのを作るということは出来ない訳でして、そんな中でも猪狩節もありつつ、レベルに合わせて、でもちゃんとカッコ良い、という全てを網羅した振り付けで、つくり手としても100点だった。

私の中で自分がいるからこそ、こうやって見せたいとか、そういうふうに作ってきたんだと思っていたから、自分が居ない中で相手の力量含めモノを作れるんだなっていう気づきがあった。才能があってもその使い方が分かっていない人って沢山いると思うんですが、彼は用法、用量共に120点をいつも出してきて言うことなし、あっぱれです。

 

 

23.$10/SMAP

代々木でも見れると思ってなかった。私はこれと「Be Cool」の一連の流れを「スーパー帝劇タイム」と呼んでいて、代々木は夏も冬も感じられて良い意味でコスパの良いボリュームのあるコンサートだったなぁって思っています。

 

この曲の猪狩くんのグルーヴ感は異常で、音を表現させて右に出るものはいないなって思いました。特に21日昼はすこぶる調子が良かったらしく、音を楽しむという表現が正しいのかなぁ、、、。音の魔術師だった。

 

24.Be COOL/少年隊

前述の通り、スーパー帝劇タイム。

帝劇大好き!ディズニー育ち!な私にとってブラスバンド系のクラシックな音楽は大好物。正面から見ることは出来なかったけれど、後ろ姿のシルエットだけでカッコよかった。

 

冷たいANYBODY 心を売るMONEY

明日のないHONEY ROMANCEじゃ眠れない

ここのトランペットのような音がなる所に音ハメをしていたんです…。それがもうカッコよくて、ハマりすぎて、猪狩くんから音が出ているんじゃないかって思いました。

 

 

25.情熱ジャンボリー/HiHi Jets

21昼、髙橋優斗さんがイントロの「ピッピっピピー“パン!”」で音ハメをしていて、とても驚きました。

髙橋さんって音ハメアイドルでしたっけ?めっちゃ好きでした。

 

 

27.FRONT LINE/HiHi Jets

新曲。

私は現場では「見るものが全て」。何よりもダンスを見ることに集中していたので、歌詞は1ミリも覚えておらず、考察できません。

ただ、バチバチに踊るHiHiがかっこよかった事だけ記憶にある。

20夜とか、本当に熱量が凄くて、瞬きをするのが惜しい程でした。こちらもとても刹那的だった。

 

 

28.HiHi Jets/HiHi Jets

多分、4公演で1番表情が違ったのがこのラストの「HiHi Jets」だったと思います。

この前に挨拶を挟むことで「HiHi Jets to the moon」が流れることも相まって、感情一体がしんみりとした空気になるんですよ。

初日公演ではそれを裏切ってやろう😏という気持ちが全面に出ていたように感じました。面白いことしてくれんなぁ、という感想。

ただ、ラストの公演。ここでのこの曲はまさに「決意表明」だったのだと。そう思います。これがきっと、HiHiの伝えたかったところ。意表をついたわけじゃなく、5人でこの世界を生きてやるという決意。それを見せるために最後にもこの曲を歌うことにしたのだと、私はそう解釈致しました。

 

俺たちが伝説になるって言う限り俺たちは一生挑戦者です。

だから死ぬまで俺たちは誰よりも速く、誰よりも自由に、誰よりも派手に、この世界に居続ける!!!!

毎公演、言葉は違えど猪狩くんは気持ちを伝えてくれました。初日に、挑戦者でいるために「美しく」という言葉を使っていて、なんて人なんだ、と感動したのを覚えています。

 

とても個人的意見ですが、この瞬間、この世界に居続けると叫んだあの一瞬だけ、猪狩蒼弥が孤独に見えました。

それは本当に1人とかじゃなくて、私が分かってあげられないところだからなんだと思います。

どんなに寄り添いたいと思っても、こちとらどんなに覚悟を持ってついて行こうと、彼がステージに立つという為に犠牲にしてきた全てには敵わないのだと。むしろ、知らないで欲しい、と聞こえるくらいだった。

我々には楽しむことしか望んでいない。辛さとか犠牲とかは見せたくない。血まみれで微笑んでいるような、そんな感じ。

ああ、そういう世界で生きていくんだよなぁ。

なんで我々には「生活があってこそ、その上で楽しんで欲しい」「俺らのエンタメはネイルのような娯楽」などと言っておきながら、あなたはエンターテインメントに命を捧げるのでしょうか?

ズルいよ、ズルすぎる…。我々にも生活を疎かにしてエンタメを咀嚼することを許して欲しいし、こうやって深読みしてしまうことも許して欲しい。なんなら、傷を作ってしまったならば我々に助けを求めて欲しいとまで思っているのに。一緒に血まみれになっても良いと思っているのに。はぁ…。

 

 

 

てなわけで、読み終わってみたら全然考察でもなんでもなく単なる感想でしたね。最後とかもう話飛躍しすぎですし。申し訳ない。

 

きっと皆さんにとっても忘れられない公演になったことでしょう。

 

行けなかったよ〜という方も、DVDが発売した暁にはこの熱い気持ちを共有出来たら嬉しいなぁと思います。