骨を埋めるなら帝国劇場がいい話。

また私の大好きで大切な季節が幕を開けました。そう、JohnnysWorld。又の名を『冬帝劇』

 

私は冬の有楽町が大好きだ。

どの程度好きかと問われると、それを伝えるのはとても難しい。

帝劇に住みたいし、来世Jrになったら帝劇0番に立ちたいし、葬式では壮大な地球をバックにLGTEを流して頂きたい。三度の飯よりノイナが好きだし、骨を埋めるなら帝国劇場が良い。

 

元推しがデビューした際にはジャニワ、ジャニアイが見たいという理由だけで情報局の好きなJr欄を『髙橋優斗』にしていたし、冬帝劇が見たいという一心でJr担に縋り、毎年帝劇で1番良いと思うJrを推すというシステムを採用していた頃もあった。

そしてまた猪狩蒼弥も、例外では無い。そうやって猪狩くんを1年間推すと腹を括り、そこから1年、今年もまた1年と、この場所でファンで居続けることを約束してきた。

 

HiHi Jetsのライブには定評があり、舞台よりもライブ派!!!はよ、全ツやって!!!!!ペンラ振らせて!!!!派の方も多いけれど、私は帝国劇場に立つ猪狩くんが未来永劫、一生分の愛と情熱で向き合うべき人間だと本気で思っている。(全ツは心の底からほしい。2023年絶対やってくれ、出来れば就活終わってから)

 

なぜここまで帝国劇場に拘るのか?と驚かれることも多く、休演を挟み、帝劇亡霊が加速しバカデカ感情を抱えきれなくなってしまったので、私がこの作品に懸ける想いとは一体何者なのか?今年は内容も例年と変わった部分も多いので、JohnnysWorldとは一体なんぞや???を限りなく言語化出来たらな、と思い筆を取った次第である。

 

 

①どんな悲劇も最後にはハッピーエンド

これは私が初めて観劇した際に感じた所である。まあ、悲劇とハッピーエンドの繋がりはこの作品の中には無いので一概にそうとは言えないけれど、ここまで感情が動く舞台は中々無い。

当時と2023年では内容が大きく異なるが、当時は1幕で過去、絶望を振り返り、2幕は未来、希望を探すという構成だ。めちゃくちゃざっくりとだけど。1幕の中で、タイタニック号が沈没する中でショーを続けようとする者たちがSMGOの残酷さを教え、ヒンデンブルク号が人々の夢が悪夢に変わる瞬間を教えてくれる。

特に印象深く描かれ、今年度も大切に描かれていた戦争もここに該当する。当時高校生だった私は、我々や演者と同世代の若者が『戦争』へと向かっていく生々しい姿に胸を打たれた。

 

初めて見た日には1幕の『悲劇』に大きなショックを受け、連番した友人と会話もせず、ただ呆然と幕間を過ごしていた。それほどに衝撃的だった。

 

ただ、2幕では全く違う。幕が上がった瞬間、そこにはキラキラな世界が広がっている。さっきまでの衝撃や悲しみをかっ攫っていくエンターテインメントの数々。あれだけの悲しみを演じていたステージとは思えない程、笑顔に溢れたステージに私は目を奪われた。どんな時代でも、エンターテインメントが人々の心を救い、また私もその1人であるがゆえにこの舞台が好きなのかもしれない。

 

②理解が追いつかないまま進む物語

物語としての繋がりが薄いからこそ、衝撃的なシーンを立て続けに見せることが出来たし、理解が追いつかない中で物語が進んでいくハチャメチャ感も込みで、とても魅力を感じていた。楽曲フルよりサビを詰め込んだメドレーの方が記憶に残りやすいでしょ??『あー!この曲!好きだな!』と思っている間に次の曲で、『これも好き!こんな思い出が!!』と盛り上がってきた所で次の曲……みたいな。

 

この点については、ジャニーさんがお亡くなりになってから、物語が言語化され、分かりやすくなったので、失われてしまった所かもしれないけれど、それでも13月もネクストステージも想像するしかなくて、ピンと来るまでではなくて、不思議だなって毎回思う。

 

③音楽がマジで神!!!!!!

これは個人的好みでもあるが、所謂『帝劇曲』が私はとても好きである。

あまり詳しくは無いが、ブロードウェイっぽい曲が好きで、ディズニーも好きなのでそこらへんの影響かな?と勝手に分析している。帝劇が好きだからディズニーが好きなのか、ディズニーが好きだから帝劇が好きなのかは分からないが、夢の国が好きと公言している猪狩くんや藤井くんが口を揃えて『冬帝劇が無ければ入所していなかった』と言っているんだから、Dヲタに響くところは関連しているのだと思う。

 

話が逸れてしまったが、『チャールズ・ストラウス』という作曲家をご存知だろうか?

昨今では無くなってしまったが、本作品のセリフにも登場する、ジャニワ、ジャニアイを語る上で欠かせない人物である。

‘’偉大な作曲家、チャールズ・ストラウスは言いました。『君たちが輝く場所はアメリカではない。ここ、東京だ。』と。”(意訳)

『Let's Go To Tokyo』や『Put on the happy face』は彼の作曲した楽曲です。他の有名作品で言えば、『Annie』の楽曲は代表曲『Tomorrow』をはじめ、大体チャールズの曲だったかと思います。

正直、ジャニーズと彼の間にどんな関係性があるかまで知らない(まじで悔しいのでそこらへんの歴史だったりをご存知の方がいたら早急に教えて欲しい)のだけれど、彼が関わったことでジャニーズがブロードウェイミュージックを歌えていることを考えたら、頭が上がらない。チャールズさんの書いた楽曲はどれも大好きだし、それ以外の方が作曲している楽曲も冬帝劇で下ろされる曲はみんなキラキラしていて、大好きです!!!!!

 

 

なんかもう収集がつかないけどこんな感じ!!

少しでも良さが伝われば良いし、私は猪狩くんが帝劇を降りても、ジャニワが開演されるならおばあちゃんになるまで通ってやろうと思います。

その前に、猪狩くんがあのステージに立つ残り少ない時間をこの目に焼き付けなければ。猪狩くんの立つ帝国劇場が1番輝いているので。Jrでいるこの時間も大事にしたいね。