あの広い空から僕はどう見えた?

まだ理解が追いつかず、ただ感情のまま書き出したはいいものの、全てに言及したくなり、何から書けば良いのか分からない。とにかく、今の思いを、この熱量を、書き記さなくてはならないという使命感に駆られ、このブログを書いている。

 

2都市6公演、春の訪れを知らせる彼らのツアーは横殴りの雨が降る横浜で幕を開けた。

今回のセトリ、構成。言及したいことは沢山あるけれど、ひとつひとつにコメントしていたらこのブログは悠にmyojo2冊分のテキストを超えてしまう。セトリやら歌割りやら、誰が書こうが普遍的な事実はレポ垢の皆様に任せてしまい、今日は私の、私だけの感情を書きたい。

 

初日、挨拶までのセトリの流れ、彼らの勢いを見て、「ジャニーズへの拘り」を感じた。猪狩くんはこの日の挨拶で「今回はジャニイズムをテーマに、ジャニーズに所属しながらこの世界の1番を取りたい」と語り、私史上最速で解釈の答え合わせを本人直々から受けた。

 

思い出すだけで涙が出てしまうほど、この宣言がとてつもなく嬉しかったのだ。

本人が口にした過去があるからか「5人でいてくれれば、ジャニーズじゃなくとも構わない」という意見もちらほらと出ていた。解体するくらいなら、デビュー出来ないなら、退所しても構わない。そう覚悟するヲタクも少なくはなかった。

 

だけど、私はそんな覚悟、持ちたくなかった。

 

猪狩蒼弥はジャニーズらしくないね、なんて言われることが多いけれど、私は猪狩蒼弥(ジャニーズ事務所所属)の肩書きが無くなったら、猪狩蒼弥にも価値を見出すことは出来ない。

才能の有無を言っているのではない。ただ、猪狩蒼弥という人間が、アイドル事務所日本一と名高いこの事務所に所属すること。

これこそが猪狩蒼弥というアイドルの醍醐味である。そう思っている。

 

だから猪狩くんには、素人もネットを武器に有名人になれるこの時代に、ジャニーズ事務所で、アイドルしか立てない舞台で、世界一の富と名声を得て欲しいのだ。

 

 

 

私は何度だって言う。猪狩蒼弥こそ、ジャニーズらしいジャニーズである。

この文章に違和感を感じたものはきっと、猪狩蒼弥の解釈がズレているのではなく、ジャニーズらしさの解釈が私と異なるのだと思う。

私の考えるジャニーズらしさとは、新しさだ。いつの時代も見たことの無いステージを提供してくれる。それがジャニーズ。

この結論に至った経緯は過去にこのブログに書き記しておくからこちらをぜひ読んで欲しい。

全て君に出会うためだった - 客席に座り続けることの責任

 

猪狩蒼弥を見て、この結論に至ったわけではなく、この結論に辿り着き、当時の事務所には私の求める「らしさ」がなく絶望していた矢先に、彼に出会ったのである。

まさしく、「ジャニイズム=猪狩蒼弥」が私の猪狩担の歴史の書き出しなのである。

 

だから、だから今、涙が止まらないのです。

 

猪狩蒼弥本人の「ジャニイズム」の解釈が同じだと知ってしまったから❗️❗️❗️❗️❗️

 

オーラスの挨拶。私は空いた口が塞がらず、ただただ涙を流していた。その時は、解釈が同じであったことに嬉しさを感じていたものだと思っていたのだけれど、この3日間で考えを巡らせる中で、単純に共通した解釈だから嬉しいというわけではなかったと理解が追いつく。

 

あの時の孤独さを抱きしめ、今客席に座る私を許してくれた。そんな気になった。

 

 

ずっとあなたを探していた。
この人が好きだから、という応援は一切せず、自分の持つ理想と擦り合わせ、10年間あなたを探していたのだと思う。

私のアイドル像は難しく、パフォーマンスもただ上手ければ良い訳でなく、全てのジャンルが100点であればいい訳でも無い。

周囲にこの話をする度に、もう見つけられないよ、諦めた方がいいよ、なんて言葉をかけられた。理想にもう出会えない、絶望感に溢れていた。

 

それでも、それでも今、私の目の前にいるのは紛れもなく、私の「理想」なのだ。

あの時、暗闇の中でやっと見つけた、たった一筋の光が、今も目の前でステージに立っている。

 

このツアーの最初に彼は、「闇の見えすぎてしまう光としてステージに立ちたい」と言った。

光。『たった一筋の光だ』なんてあなたのことを表現したけど、まさしくアイドルって光なんだな、って。

 

光は暗闇じゃないと見えないから、いち早くその光に気づけるように、私は生活のあらゆる光を捨て、客席に座り続けてきた。

 

あなたは何度も「ただ楽しんで」「生活を豊かにする手助け」と言うけれど、私は真逆で、パフォーマンスを120%の熱意で受け取るために多くを犠牲にしてきた人のひとりだと思う。

きっと猪狩くんが私のこの愚行を許す日なんて来ないけれど、それで良いんだと思う。貴方が綺麗事を地で叶えようとして、表面の綺麗なところだけを取って欲しいと望む中で、私は拒絶されようが奥深くまで手を伸ばす。

 

だってズルいよ。命を懸けて作り上げたのに、こっちはノーダメージなんて。私にもなにかを犠牲にさせて欲しい。私の唯一生贄に出来るものは幸せだけだから、ずっと暗闇に居続けることしか出来ないから、それくらいさせて欲しい。

 

今日までステージに立ち続けてくれて、伝え続けてくれてありがとう。

 

私の緑のペンライトは、あなたの目にどう映っていましたか?

光でありたい、と言った後、「皆さんは僕らの光です」と、物理的に光ってますけどね、なんて冗談交じりに言っていたけれど。

この思いが光として、あなたの闇に届いていて欲しいなぁ。

 

これからも私の理想で居続けて欲しい、そう願っています。

 

猪狩くんは、猪狩くんのまま。理想のまま。

 

今 何をしてるの?

どこかで歌っていて スパークル

≠ME(ノットイコールミー)/ 3rd Single c/w『君はスパークル』【MV full】 - YouTube