猪狩蒼弥と平野紫耀は似ている話

今、私はとても恐ろしいブログを公開しようとしている。

 

これは元々、親友の平野担に宛てた解釈ブログが基になっていて、「パフォーマンスも大事だけど顔も大事だよやっぱり」な親友ちゃんに猪狩くんの良さを伝えたくて書いた。

 

本当は二人だけのものにしておくつもりだったのだけど、9/17の猪狩くんの伝記を受けて、これはHiHi担とも共有しておきたいと思い、公開しようと思う。

 

 

 

 

私は平野紫耀を知らない。

正直、平野は景色だ。これは担当のいるグループは自担しかみえないというジャニヲタ特有の病気から来るものである。

 

ジャニヲタの主語はいつも自担だ。平野の誕生日タグをつけておきながら、これからもれんれんをよろしくね🖤みたいな、しょうれんの画像載っけちゃうみたいな、それがジャニヲタ。だから私に平野のことなど分かるわけがない。

 

だからこれは、あの伝説のnote「平野紫耀が人間になった話」が本当である、と仮定した場合の仮説となる。(あれはきっと本当。24時間TVのドラマ後、平野の感想を聞いてあのnote思い出してすぐに読み返した)

平野紫耀くんが人間になった話|泡|note

永瀬担の私は、デビュー直後の平野の多忙さ、背負っているものの多さにいつか空回りしてしまわないか不安を覚えていたものだったが、担当からはこう見えていたのか、なんて感銘を受けた。私なんかのブログより綺麗な文章でとても良質なノートなのでこちらもぜひ読んでいただきたい。

 

 

本題に戻ろう。

 

 

 

猪狩担になってわかったこと。

それは、猪狩くんの心は人一倍に繊細だということ。

あんなビックマウスで尖った言葉を選ぶけど、いつだって本当は心細くて、すごく周りの反応も伺ってるのだと思う。きっと「俺は俺」っていう言葉自体も自分に言い聞かせるという側面が大いにあるのだと推測される。

 

 

私はずっと猪狩くんは才能が溢れて仕方が無くて、誰も見てなくとも作品を生み出してしまう側なんだと思ってたけど、真逆だった。

 

サマパラ全28公演、彼の挨拶の頭にはいつだって「皆さんのため」という言葉があった。

「これが俺らだから黙ってついて来い」じゃなく、「あなたの為に魅せるから、楽しんで欲しい」だった。

エゴサもするし、「皆さんの反応が見えるってのが1番手っ取り早い」なんて言ってる日もあるぐらい、オーディエンスのことを気にしてた。お客さんに見せる為だけに作品を生み出してくれるのだ。

 

 

平野がそうなのか、とかは知らない。

 

ただ、やりたいものを隠してファンの為に提供してきたものがあることくらいはわかる。

シンデレラガールなんかよりReal faceとか、banger nightとかがやりたいに違いない。アルバム曲にその要素が加わりつつあるが、シングルはデビュー3年目の現在も王子様ソングという括りを守り切っている。

世間の求めているものを提供しているのがまた彼であり、それを200点満点のクオリティにしちゃうのが彼の凄みだ。

 

 

 

だけど、決して媚びない。

大人たちから与えられる枠っていうのは、大きさは違えど、どちらにもある。絶対。

現代でも未だに、ジャニーズという逆色眼鏡は一定層に根深く残っているし、ジャニーズって時点でやれること限られてたりする。

 

でも2人ともそれを言い訳にしてない。

猪狩くんが平野より自分のやりたいことが出来てるのは、大人の枠組みをはめられる以前に自分のキャラを作り上げてしまったことにある。スペオキしょおちゃんはヒロムに見つかった時点でジャニーズという大きな枠がどーん❗️と用意されて、自我を出す隙なんかなかったんだろうね。

大人と、ファンと、自分と。みんなが納得する絶妙な答えを出せる。発言ひとつに対してもそう。

 

 

 

そしてこの地頭の良さ&優しさから来るのが「血だらけでも平気なフリをするアイドル」の誕生だ。

殺気を感じることがある。パフォーマンスでドンドコ殴られるような気分になることもあるし、ファンやメンバーを守りたくて笑顔で放った一言に殺意を感じたりもする。外見だけで言っても、強く見られたくてバチバチ武装してる。

 

なのに、今にも泣き出しちゃいそうな、脆く壊れてしまいそうな瞬間が垣間見える。滅多に泣かない彼が大事な人の死で、横に並ぶメンバーの誰よりも泣いていたりする。メンバー脱退の危機に直面して言葉では「絶対に戻ってこい」「ずっと5人で」なんて言っときながら、「振り返れば消せない失敗 やり直せるならもう一回」なんて悲しげに歌ったりする。怪我をしているというレポが流れてきた日のブログでファンの体調を心配して「俺は至って健康です」なんて言っちゃう。

 

誰よりも人気者で、いつも笑いの中心なはずの彼が、ステージの上で孤独にみえたりもする。

 

笑っている目には泣き跡がくっきり残ってて、それでも涙の理由は教えてくれない。

満面の笑みで「これからも守ってやるから」なんて言うのだ。沢山の顔があるのに、本当の彼は、言葉の裏の裏に隠れていて、私たちが勝手に覗き込んでやっと1ミリだけ分かったりする。

ヲタクという生き物は自担のことをもっと知りたくて、全てのコンテンツに目を通し、彼の底の底を知ろうとする。だが、彼は絶対に素を見せてくれない。自担にするまで親近感があるなんて誤解をしていたけれど、知ろうとすればするほど遠のいていく。

 

 

すっごい猪狩担目線だから仮説が合ってるかはここまで書いても分からない。

けど、なにが言いたいって平野紫耀は無論、猪狩蒼弥だって最高で最強のアイドルだってこと。永遠の0番である平野と同様に、彼にもジャニイズムの血がしっかりと流れてるということ。

 

猪狩くんは前述のジャニーズという逆色眼鏡で見られながら、ジャニーズ内からも「ジャニーズらしくない」という色眼鏡で見られることが多い。

これを読んだあなたには、ぜひ一度その色眼鏡を取って猪狩蒼弥を見て欲しい。私は、とても個人的意見にはなってしまうだろうけれど、彼こそがジャニー喜多川のいないジャニーズで1番ジャニーズらしさを継承するアイドルだと思う。それを理解してくれとは言えないけれど、感じて欲しい。

そんな彼ももう19歳になるんですよね。気づけば19歳。

20歳からシニアと呼ばれるJrの世界で、もう、19歳。

彼の魅力がもっともっと伝わる一年になりますように。